スポーツ栄養

「手軽で美味しい麺料理。でも、その栄養バランスは大丈夫?」

kitinosuke

うどん、ラーメン、そば、冷やし中華、そうめん・・・暑い夏、夏休みは麺類が昼食になることも多いのではないでしょうか?麺だけだと炭水化物中心の食事に偏りがちです。「栄養が偏る」=「不足しがちな栄養がでてくる」ことから、バランスを考えたメニューについて考えてみましょう。

『選食力(せんしょくりょく)』を身につけましょう!!

選食力(せんしょくりょく)とは??

食育の三本柱のひとつです。

ちなみに、食育の三本柱とは以下の通りです。

  • 選食力
  • 共食力
  • 地球の食を考える

選食力とは「健康な心と身体をつくるために、食べるものを選ぶ力」を指します。

今日は麺料理を通して、考えたいと思います。

麺類の栄養特性:炭水化物中心なので、他の栄養素とのバランスを考えましょう。

麺類だけで完結しようとすれば、具材の工夫が必要となります。野菜やタンパク質を加えることで、栄養バランスを整えることが可能です。

栄養バランスの良い食事は「主食」+「主菜」+「副菜」+「果物」+「乳製品」です。

麺は「主食」ですので、残りを補うことが必要となります。

「主菜」は何にしよう?

タンパク質を多く含む食品を選びましょう。

例)お肉、ハム、ツナ、かまぼこ、たまご、納豆・・・色々ありますね?今、お家にありますか?

「副菜」は何にしよう?

野菜や海藻類をさがしてみましょう。

例)トマト、レタス、しゅうり、わかめ・・・お家にありますか?

「果物」と「乳製品」

こちらは麺類と組み合わせるのはなかなか難しいですね。なので、むりに一緒にとる必要はありません。

「主食」+「主菜」+「副菜」の組み合わせ例

うどん+たまご+納豆+おくら+やまいもを使ってねばねば冷やしうどん

そうめん+お肉+たまご+キムチ+トマトを使ってピリ辛そうめん

などなど、お家にあるものでレシピは無限大です。

ちょっと冷蔵庫をのぞいてみましょう♪

それでは自分オリジナルの麵レシピ、考えてみましょう。

「麺類+良い具材+選ぶ力」で、自分の体と向き合える強いアスリート選手に。

レンジで作れる簡単&バランス麺レシピ

サラダうどん

  • 冷凍うどんを袋のままレンジで約3分加熱し、お皿に出したら氷で冷やし麺つゆをかけます。その後、レタス・コーン・ツナ・ミニトマト・かつお節・などお好みの具材をトッピングして完成。調理時間はおよそ5分!野菜もたんぱく質も簡単にとれる一品です。

具材はなんでもOK!オリジナルのレシピをみつけましょう。レンジで調理するので、子どもたちだけで調理をしても安心ですね(ただし、やけどに注意してくださいね)。

冷や汁うどん

  • 朝食のみそ汁を活用します。冷蔵庫へ入れておいたみそ汁を丼へ入れます。レンジで袋のまま約3分間加熱した冷凍うどんを、氷水でひやして水気をしっかりきります。みそ汁へうどんを加えて出来上がり。お好みでツナ缶を入れるとタンパク質もとれます。

おみそ汁の具材で色々と楽しめる一品です。

トマトジュースでパスタ風うどん

  • トマトジュースで簡単スープパスタ風うどんです。レンジで袋のまま約3分間加熱した冷凍うどんを、氷水でひやして水気をしっかりきります。冷たいトマトジュースとツナ缶を混ぜて、うどんにかけます。トマトやコーンをトッピングしてもよいですね。

栄養バランスの工夫ポイント

レシピ名特徴
サラダうどん野菜・たんぱく質を豊富に取れる冷たい一皿
冷や汁うどんおみそ汁の具材で色々楽しめる冷たい一品     
トマトジュースでパスタ風うどんトマトジュースで簡単スープうどん

今回はうどんを例にあげましたが、そうめんでも、おそばでも、冷やし麺+具材の組み合わせは、水分補給の観点でも夏のスポーツ後にぴったりです。

食材選びや買い物の学びになる!!

麺と合わせる具材選びや、 「レシピを見ながら作れた!」という成功体験は楽しい♪

レンジを使うなど簡単な工程でも、自分で判断して進める練習になります。

今年の夏休みは「選ぶ力」「作る力」「食べる力」に挑戦してみませんか?

「これ、おすすめ!!」メニューができたら紹介してくださいね。

『選食力は戦食力になる!!』とわたしは思います♪

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食を楽しむことが趣味である人
とにかく、食べること、飲むことが大好きな人です。大勢でワイワイも一人でサクッも大好き。料理を作ることも大好き♪自分の好きなものを好きな時に作って食べる。最高の幸せだと思っています。 公認スポーツ栄養士の資格をもち、子どもたちへの食育にも奮闘中です。
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